お友だち 育児・しつけ 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
男の子のママです。友だちと遊んでいるとき、おもちゃを使われると叩き、近くに行くと叩きます。叱るともっと騒いで下に転がり泣きます。
お友だちのママの手前きつく叱りますが、なかなか直りません。
皆さんはどのように叱っていますか?息子は愛情表現として人を叩くようなのですが、何とかやめさせられないものでしょうか。
幼児教室を主宰しています。以前はナースリーの主任をしていた事があります。母子分離をかねて、最初にお子さまをお預かりして、その様子を見ながらクラスの流れに導入していました。
まず「お友だちのママの手前」叱るともっと騒ぐとの事ですが、「なんでママは叱るの」そんなお子さまのサインという事も考えられます。
普段の家庭の中では、そんなに手間のかからないお子さまでしょうか。「今だったらママに叱ラレナイ」というサインの場合もあります。この場合は、お母さまが厳しい場合があります。
1歳4ケ月との事、どちらにしても子どもは子どもなりに、「様子見」をしていきます。だいたいお母さまとお子さまの2人の時間が長い毎日だと思います。
「叱る」何かの約束があって、それが守れない時に強い注意をうける、という事ですよね。
まだこの年齢では、人の前で…ここだから…という事はわかりません。「なんだかわからないゾ~」というサインという事もありそうですね。そうなんです。「サイン」なんです。
(1)「気持ち」を伝える言葉のサインを決めてみたらいかがでしょうか。「…は困る」に合わせてジェスチャーを決めたり、気持ちが伝わった時には「…がわかってくれてうれしい」
(2)おもちゃなど自分の持ち物に名前やマークをつける。貸してあげても自分に戻ってくる。「待つ」という事をそろそろ覚えてもいい頃ですね。自分の目の前のものがなくなりそうで、という事もあります。「いないいないバー」は、大好きなお母さまの顔がなくなりまた出現する、楽しみながら安心を覚えていきます。
(3)「かして」「いいですよ」「ありがとう」の言葉のやりとりを覚える。
(4)力加減を覚える。そっと→思いっきり、強く→弱く、大きく→小さく、お母さまも話かけをする時に、大切な言葉に強弱をつける事も大切です。まだ全ての言葉を聞き取れない事、日常の中で何が大切な事か、約束にあわせて工夫なさってもいいですね。
これからお母さまの手元の距離から世界が広がっていきます。お友だちとのやりとりを通して気持ちの伝え方を覚えていく事も大切。
男の子は口数が少なかったり、気持ちが上手に伝えられず、誤解を受けやすい場合があります。保育中に根気強く言葉かけをして、気がついた時に「やっとわかったよ」そんな可愛いことを伝えてくれるのも男の子。
手遊戯をしたり、歌を一緒に歌ったりしながら共通言語として言葉や会話力を育てていってもいいですよね。
まだ真似をしたり、同じ事を覚える時期です。ご家庭の中でも(3)のやりとりを、お母さまやお父さまもお手本になって実践する事も大切です。
幼児教室講師:Karina
幼稚園までの時期は、それぞれにあわせて、それぞれの「お答え」があります。最近では、ご両親さまの時代とは「何かが違う…」。ご両親さまにとっても「初めて」も多い筈!少し先を見て「最後を大切に」。ご両親さまと共に、健やかな成長のお手伝いができるアドバイザーでありたいと願っています。
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