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カフェインについて、妊娠中や授乳中にはひかえたほうがいいと言われるのは、第一に、胎盤や母乳を通してママから赤ちゃんにカフェインがまわってしまうからではないかと思います。
赤ちゃんは未熟で、まだうまく薬物など代謝できないので、長時間、高濃度で薬物が身体にとどまることになるでしょう。カフェインでは不眠など、赤ちゃんにいろいろと好ましくない結果をもたらすだろうと思われます。

ママは、カフェイン含有のものを摂取されるとき、授乳との時間をずらすよう工夫されるといいと思います。
カフェインは、代謝耐性が生じないので、知らず知らず摂取量がふえてゆくという心配はまずありませんが、他の薬物との間に相互作用(効きを良くしたり悪くしたりする)を見ることがあるので、ママ自身のためにも摂取に注意が必要です。

ただ、この時期は、緊張感や孤独感などで、どちらかというとママの心も不安定になりがちなので、カフェインをひかえることに、あまり神経質にならないほうがいいかもしれませんね。
赤ちゃんが寝てくれたとき、ほっと一息、おいしいコーヒーを召し上がるといったことも、また大切なのではないでしょうか。
味などにそれほどこだわられないのでしたら、カフェインレスなども一度おためしになってみてはいかがでしょうか。

臨床心理士：もとアリジゴク
2005年10月12日