すいみん 育児・しつけ 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
7ヶ月になったばかりの男の子です。最近、うつ伏せでよく寝ます。「寝返りが出来るようになった子がうつ伏せで寝ているのを、もとに戻す必要がありません」と聞きましたが、一晩中うつ伏せで寝ていて顔の形が変になったりしないのでしょうか?
頭の形が少し変でも、3歳ごろまでは骨が柔らかいからある程度はキレイになると聞きました。と言うことは、顔の骨も柔らかいのでは?いつも同じ方向に向いて寝ているので気になります。顔が変形してしまいませんか?
理学療法士の「白熊」です。7ヶ月の頃になると、うつぶせでも頭がしっかりと上がり、自分で好きな方向を見ることができますよね。同じ方向を向いて寝ているようでも、向いている角度など微妙にちがっていませんか?
自分で頭を動かして、いろいろ調整していますので、大丈夫ですよ!!
布団などを柔らかい物に交換する必要もありません。柔らかすぎる敷き布団は、頭があげにくくなることもありますので、ある程度のかたさのある物を使ってくださいね。
同じ方向で寝ていることを心配される…お子さんのこととても気にかけてらっしゃいますよね。あの天使のような寝顔を、安心してたっぷり堪能してください。
理学療法士:白熊
夜間保育園で保育士をしている、ふみといいます。カウンセラーとしても活動しているので、子どもの心理面に沿ったアドバイスができたらと思います。
うつ伏せに寝るのが好きなお子さんなんですね。骨については専門ではないので、一般的な観点からの回答になりますが。
まず第一に、顔がまったく左右同じ、という人は存在しないんですよね。そして、道を歩いていても、明らかに左右の顔が変形している、という人もいないですよね。うつ伏せで寝ていることで顔の形が変になることは無いので、安心してください。
寝返りができるようになったから…というのは、SIDS(乳幼児突然死症候群)の予防という意味が一番大きいんですよね。自分の寝やすい体制で、安心して睡眠をとることのほうが大切になってきますので、これがこの子の寝やすい(心地よい)体勢なんだな、とやさしく見守ってあげてください。
もう少し大きくなってくると、たくさん寝返りをできるようになり、動きも出てくると思います。
保育園でも、寝るときはみんな、それぞれ好きな格好があって、ずっと同じ体勢で寝ている子(うつ伏せ)もいますが、大きくなって顔の形が変になったということは一度もありませんので、安心してくださいね。
公認心理師:ふみ
㈱児島教育研究所代表取締役、全国認可保育所東京都認証保育所協会副会長・小規模保育部会長、江戸川区小規模保育所連絡会会長、江戸川区児童発達支援連絡会会長、元日本個人心理学会常任理事。保育士として働く中で、子ども達の気持ちを受け止め、一人一人と向き合う保育がしたいと保育園を立ち上げたのがスタートで、現在は小規模保育所にっこりハウスの園長として乳児期の保育や保護者支援に関わる他、学童保育や、児童発達支援・保育所等訪問支援にっこり相談室を運営し、発達障害や気になる子どもの支援、心理カウンセラーとして、子育て相談や保護者や保育者向けの研修、ひきこもりやニートや非行少年の支援等子どもたち全般に関わる活動をしています。子どもって、本当に純粋でまっすぐな心を持っているんですよね。それゆえに時として困った行動となって現れることもありますが、少しでもその思いを伝えることができ、子育てを一緒に楽しんでいけたらと思っています。
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