発熱、かぜ 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
耳温計を使うと、右と左で温度が違ったり、耳にあてているセンサーの場所によって本当に体温が違うので、時々ビックリしてしまいます。
すごく高熱になった時は、なにを信じてよいのやら。普通の体温計を首にはさんでもよいと聞きましたが、本当ですか?
5ヵ月でも体温は高くてよいのでしょうか?平熱はその子供によって違いますよね。
熱があったら元気がないとかミルクを飲まないとか赤ちゃんの様子でわかるのですが、何か良いアドバイスがあれば教えて欲しいです。
赤ちゃんの検温ですが、おうちで計るのであればわきの下で計ってあげるのが一番信憑性のある値が計れると思います。検温する人が赤ちゃんを抱っこしてあげながら計るとうまく計れます。
また5ヶ月くらいの赤ちゃんではムチムチと肉付きが良いかと思われますので、首にはさんで計っても大丈夫だと思います。
首で測る方法は、私が小児科病棟に勤務していた時にもやっていました。その他肘や膝などの関節を軽く曲げて計る等の方法もあります。
いずれにせよ皮膚同士が重なり合っている部分で検温してあげてください。皮膚の空気に触れる面が多い部位で計ってしまうと、低めの体温となってしまうからです。
使用する体温計ですが、わき用電子体温計が安全で早く計測できるのでお勧めです。わき以外で計るのにも使えます。
耳温計はうまく使えれば、わき用体温計で計るのと殆ど変わらない体温が計れます。ただ耳温計は耳の小さい赤ちゃんでは計測が結構難しく、うまく耳の鼓膜周辺まで先が到達していないと値が正しく計れないようです。計る側の耳を決めておくとよいとのことです。
赤ちゃんの場合、横に寝かせて耳を引っ張りながら計るといいようです。詳しくは耳温計の取り扱い説明書にも書かれていると思います。
赤ちゃんや子どもの体温ですが、大体36台~37.5度までは平熱とされています。平熱は子ども一人一人で差があるので、何日か続けて同じ条件で検温すれば把握できると思います。
子どもは活動すればすぐに体温が上昇しますし、気温によっても体温が変動しやすいです。37.5度くらいまではちょっと動き回るだけでもなりますから、さほど心配しなくてもいいと思います。
そのような理由もあり、子どもは大人より1枚少なく着せればいいと言われています。
あまり暑いと汗をかき、落ち着いた頃に寒くなって風邪を引くということにならないよう、子どもは薄着で過ごし、調節は冷暖房等ではなく服を着脱させた方がいいと思います。
もし本当に38度以上の発熱があった場合、抱っこしてみて「あれ?」と思うでしょう。
お子さまは突発性発疹にはかかりましたか?突発性発疹は赤ちゃんが生まれて初めて熱をだす病気といわれています。機嫌も悪くないし、良く飲んだり食べるのに、体温だけが39度台といった状況が3日程度続き、その後体に発疹がでてくるというものです。
病院に行っても特に何もせず経過を見て、約3日経って発疹があれば「突発性発疹」と診断されます。
時に突発性発疹と風邪と同時にかかってしまうこともあるので、風邪症状がみられる場合には薬が出ることもあります。
熱が出た時ぐったりして機嫌が悪く飲み食いが出来ない、嘔吐する、呼吸がヒューヒューゼーゼーいって苦しそう、体のどこかを痛がっている等の症状があれば、早めに病院を受診することをお勧めします。
子どもがいると心配は尽きませんが、お互い楽しく子育てできるといいですね。
看護師:pooh
2005年2月16日
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