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お風呂は湿度100%ですから、一般には、鼻・咽喉には大変好ましい環境です。
もし、入浴中に咳き込むとすると、現在、急激に冷え込んで乾燥した天候が続いていますから、気づかないうちに鼻閉になっているかもしれません。

その場合、入浴すると、100%の加湿が加わり、鼻閉が解除され、溶けた鼻汁が後鼻漏となって咽喉に流れ込み、飲み込み損ねた分泌物が気管の入り口である喉頭に入るために、激しく咳き込むといった状況が考えられます。
あるいは、喘息の既往がある点から、お風呂場の高温多湿の環境で繁殖するカビの成分を吸い込んで咳き込むアレルギー性の咳である可能性もないとは言えません。

前者は耳鼻科で鼻炎・副鼻腔炎の有無をチェックしてもらうことになります。
後者は、カビに対するアレルギーがないかどうか、小児科で確認してもらうと同時に、風呂場の掃除を徹底的にしてみるというのが妥当かと思います。

医師 小児科：横山 俊之
2003年10月29日