便秘・うんち・おしっこ 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
肛門にできものがあり、便が固いと涙を流しながら気張っています。小児科に連れて行ったところ、軽い痔のようなものでしょうとの事で、軟膏を頂いておむつ換えのたびに肛門に塗っています。
もう一ヵ月以上たちますが、症状はほとんど変わらず、おできもそのまま残っています。排便の後は刺激されて腫れていますが、普段は赤いおできという感じです。普段は触っても痛がらないのですが、排便の後は痛いようです。肛門科のお医者さんに見せたほうが良いでしょうか?
時計でいう3時か9時方向であれば乳児痔瘻(じろう)による肛門周囲膿瘍(のうよう)が考えられます。成人の痔瘻と異なり深く潜行していくことはないので、通常の化膿したおできと同様の切開排膿を繰り返している内に治癒します。
0時とか6時であれば慢性の切れ痔の際にできてくる見張りいぼが考えられます。通常いぼ自体が赤くなったり痛みを伴うことはなく、排便時切れ痔の部分を痛がります。力みすぎていぼが腫れれば痛くなります。
切れ痔の原因は便秘なので食事を気をつけて便通をよくしてあげることがこれ以上悪化させないコツです。いずれにしても症状が変わらない状態であれば、肛門科あるいは小児外科を受診されると良いでしょう。
医師 外科:三品 佳也
診察してみないと断定は出来ませんが、硬便のために肛門に血腫が出来ているようですね。やはり肛門の専門家にみせた方が良いでしょう。
ただ、排便が不規則であったり、硬かったりしますと、何時までも症状が続きますので、有形軟便(練り歯磨き程度)になるように食事や運動に気をつけてください。幼児の痔疾患は、排便コントロールだけで治癒することが多いですので、まずは排便コントロールをされてください。
医師 肛門科:城戸 和明
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