ストレス、発達障がい 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
娘がうつぶせになりおちんちんを両手で押さえて、足はピーンと伸ばして、顔は汗をかいていて疲れて眠る事が多く見られるようになって、気になっていたので主治医の小児科の先生に相談したら、「いわゆるオナニーでしょう、始めたら気をそらしてあげて下さい」と言われました。
最近よくするようになってしまい、気を付けて見ているようにして、気をそらす様にしてあげるのですが、なかなかやめる気配がなくて困っています。最近はブロックなどの硬い物を当てていたりしています。
教えたこともなくどうしてこういう事を始めたのかが不思議です。ストレスからきているのでしょうか?今後どのようにすれば良いか教えてください。恥ずかしい質問なので、あまり人にも話せなくて悩んでいます。
珍しい質問ではありません。チャイルドシートや、ベビーカーがちょうど局部を刺激し、それがきっかけになって始まることはよくあることです。6ヶ月以降いつでも始まるといわれますが、気がつくのは1歳を過ぎてからが多いようです。
多くは適当な場所(仰向けになって大腿を交差したり、立って椅子にこすりつけたり、うつ伏せで畳をこするような)に性器を押しつけ、顔面を紅潮させ、汗をかき、目を固定し、身体をねじったり、意識がなくなったようになり、神経疾患と間違われることもあります。
いわゆるリズミカルな動きを伴うのはもう少し大きくなってからで、そうなるとまわりの人もはっきり自慰行為とわかります。
悪いことではないので叱らないことが大切といわれています。こうした性に関わる行動は年齢とともに変化していきますが、今の時点で本人は何ら意識(大人がその行為に持つ意識)しているわけではないのです。
まわりの大人が、それが原因で頭が悪くなるとか、おチンチンがなくなるとか、みたいなことを言うから結局、ある時期罪悪感にとらわれますが、またその時期も乗り越えていくわけです。
眠いときや暇なときにすることが多いようで、しらんふりするのが適切な対応の仕方かと思います。少なくともやめさせようとしたり、気を紛らわせようとすると子どももそのうち悪いことのように感じ始め、見とがめられないよう隠れてしたりして、性に対する捻れた意識を持ってしまいます。一時的な行為ですが、すぐには治りません。気長に見てやりましょう。
医師 小児科:桑折 紀昭
2004年8月16日
1983年より愛媛県宇和島市で小児科クリニックを開業、99年から病院ヘ行くほどではないけれど心配なこと、病院で聞きにくいこと、聞けなかったこと、聞いたけれどよくわからなかったこと、などの質問に答えるHPを開設、2001年からは病児保育施設にも力を注いでいる。
Copyright © 2011 Mikihouse child & family research and marketing institute inc. All rights reserved.
この記事にコメントしよう