小児科なんでも 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
発熱でかかりつけの小児科に行ったときに、長女に比べて次女は顔色が黄色っぽく見えると言われました。長女は色白で次女はどちらかと言うと色黒のほうだと思います。
蛍光灯の光の加減などでそんなふうに見えることもあるのかとも思いますが、仮に黄疸だったとしたら、どんな症状が出てきたら医療機関にかかればいいのでしょうか?
球結膜(白目)の部分は黄色いでしょうか。黄疸があって皮膚が黄染している場合、球結膜の部分が黄染されていることが多いと思います。また、肝臓の病気に伴って、黄疸が出現することが多いので、全身倦怠・食欲不振などの症状がみられることが多いと思います。
しかし、元気で、食欲も普通の場合、カロチンという色素によって皮膚が黄色く見える場合が一般的です。特に、カロチンを多く含む食品であるかぼちゃ、みかん、あるいは、オレンジジュースなどの摂取量が多い場合に認められます。
特に、心配はありませんが、もし、例えば、オレンジジュースの摂取量が多いような場合は、栄養のバランスの問題として、他の野菜・果物の摂取量を増やして、少し、ジュースの摂取量を加減されても良いでしょう。
医師 小児科:横山 俊之
2001年8月28日
顔色が黄色っぽく見えると言われ、どうしろという指示はなかったのでしょうか?もし黄疸であれば、他に症状がなくても即!精密検査です。おっしゃるとおり、蛍光灯の光の加減などでそんなふうに見えることもあるでしょう。やや貧血気味などの場合もそのように見えます。(発育期には意外と多いものです)手のひら、足の裏、鼻などが目立つなら柑皮症もうたがわれます。(これはミカンジュースなど多くとっていると目立ちますが、心配はいりません)
いずれにせよ、医師のなにげないそうした言葉は、このように患者さんを不安に陥れます。どうすべきかも同時にアドバイスすべきですね。
医師 小児科:桑折 紀昭
2001年8月28日
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