ストレス、発達障がい 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
泣いたとき声がでなくなることが多く、そのとき息をしていないみたいで、すぐに声がでるとどうもないのですが、息をしていないのが長引くと、体をそり、顔色(特に唇が紫色になる)が悪くなります。
こういうときはどのように対処したらいいのでしょうか?これは“泣き入りひきつけと呼ばれるものでしょうか?こういう現象が初めてここ1ヶ月で2,3回起こりました。とても恐いので泣かさないようにしてしまいます。
まさにおっしゃるとおりです。ひきつけは起こしてないようですが、実際に引きつけてしまうお子さんもいます。お子さんの場合息止め発作(Breathholdingspell)というのが適当でしょう。体質?性格的なもので、3歳くらいまで続きますが徐々に回数は減っていきます。
たしかにびっくりしますが、そっとしておけば必ず元に戻ります。
何ら後遺症は残しませんが、強い驚き、恐怖によって泣き始めたときに起きますから、突然大声で叱ったり、ドアを乱暴に閉めたり、とにかくびっくりさせることは極力避けた方がいいでしょう。
医師 小児科:桑折 紀昭
2001年6月13日
こういう状態は何度見ても不安になるものですね。これはおっしゃるとおり泣き入りひきつけです。大きな病気が隠されているものではありませんから、長い目で見てあげてください。
たいてい数年でこういうことはなくなります。
対処としては原則的に何もしなくてよいです。大泣きして息を吐ききって呼吸が止まっても、自然に息を吹き返します。やはり神経質なお子さんに多いようですね。
漢方的には疳(かん)ですから、甘麦大棗湯とか抑肝散などが効きますし、刺絡(指の先からわずかに血を取る)や、小児鍼(刺すのではなく皮膚を刺激する)などが役に立つことがあります。
西洋薬はほとんど無力です。
医師 小児科:新井 勝
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