予防接種 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
9ヶ月の時に突発性発疹で熱性けいれんを起こしました。集団検診で、けいれんを起こしたら予防接種を1年ほどは控えた方が良いでしょう、といわれております。誕生日を過ぎてから、近所のお友達と遊ぶ機会が増え、急に心配になってきたのですが、1年間、何も受けなくて大丈夫なのでしょうか?
まだポリオの1回めしか受けたことがありません。今後、インフルエンザ・ツベルクリン・BCG・三種混合、と続くのですが、けいれんに影響がなく、受けた方が良いものがあれば教えてください。
※2006年4月より、麻疹・風疹混合(MR)ワクチンとなっています。
以前は、熱性痙攣があった後の予防接種は1年間あけるという慣習がありましたが、現在は、熱性痙攣のために、禁忌になる予防接種はありません。
予防接種による副反応としての発熱で熱性痙攣が誘発される可能性があるわけですが、これは、6歳まではあり得ますから、それを心配すると、予防接種はいつまでも出来ません。
現在、熱性痙攣の予防薬の座薬(商品名ダイアップ座薬)を常備されていると思います。
予防接種後に発熱が見られた場合も、ダイアップ座薬を8時間毎に1個ずつ計2個使用すれば、80%以上の確率で熱性痙攣は予防できます。
結論として、熱性痙攣の予防処置が出来る状態にしておけば、インフルエンザ、ツベルクリン、BCG、三種混合は全て問題なく接種できます。
医師 小児科:横山 俊之
2001年11月27日
熱性痙攣の既往のある児は風邪をはじめとする感染症にかからないようにするのが原則ですから、いずれも受けさせるべきであると思いますが、たてまえ上いずれも慎重投与とされています。体調のよいときに小児科でご相談下さい。
医師:木澤 功
2001年11月27日
まずどのワクチンが悪いというよりワクチンというのは身体に軽い感染状態を作り、それで発熱して熱性痙攣を起こす危険から避けたいという先生もいますが、今はそれほどでもなく積極的に接種する場合がほとんどです。
だからどのワクチンも教科書的には危険は少々あるけど、その順序でいいのではないでしょうか。あと麻疹も追加しておくといいですね。かかりつけの先生とよく相談ください。
医師 耳鼻咽喉科:砂山 恵子
2001年11月27日
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