耳鼻咽喉 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
4ヶ月検診の時に、保健所の方に「舌をよく出していて、舌先が結構ハート型に(舌先が割れているところ)になっているでしょう。気になるから、これが続くようだったら、かかりつけの小児科の先生に聞いてみて」と言われました。
その後、舌をあまり出さなくなってきたので、そのまま様子をみていましたが、今日の朝から、ずっと舌を出しています。夜になると、出している時間が余計長くなりました。一度、病院で診て頂いた方が良いのでしょうか?
舌小帯短縮症といいますが、様々な程度があります。今回の保健所での余計な指示などをきっかけに、おかあさんたちは、子どもの哺乳障害、発語の遅滞、不明瞭さを心配されますが、成長するにつれて先端に向かって長く細くなり、最終的には舌小帯が舌の先端よりずっと後ろに位置することになります。
このために、何か症状が出るということはほとんど皆無と言っていいですし、多くの育児書にもそう記載されています。
万が一きわめて重症で手術を考えないといけない場合も、子どもが2、3歳になってから小児外科医か形成外科医と相談すればいいでしょう。
医師 小児科:桑折 紀昭
2001年8月 6日
1983年より愛媛県宇和島市で小児科クリニックを開業、99年から病院ヘ行くほどではないけれど心配なこと、病院で聞きにくいこと、聞けなかったこと、聞いたけれどよくわからなかったこと、などの質問に答えるHPを開設、2001年からは病児保育施設にも力を注いでいる。
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