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舌の上についてる白い苔を舌苔といいますが、これも今は原因が解らず、人によったら疲労したときに出てくるといいますが、実態が解らないのです。
タバコとか後鼻漏、つまり鼻が悪い人で、口に鼻水が落ちて来る人とか歯が悪い人に出来やすいとは経験上解るのですが、そうでなく習慣のようにできる人もいます。慢性咽喉頭炎でもできる人とできない人もいます。

ただ、これは無理に剥がしたり、あるから病院に行くというものではないと思っています。気になさる方は来られますが、あまり症状がなければ放置してください。
間違っても歯ブラシなどでこすり回さないように注意しています。普通の場合は除かなくていいのです。かえって傷つけることがありますから。

ただ、除くときは、たとえば豚毛などの柔らかい歯ブラシを水にひたして軽くマッサージするように撫でるのがいいでしょう。つまり固いものでこそげおとすようなことはしない方がいいでしょう。痛みがない、ただ舌に白い苔のように表面がなってる場合は放置可能と思います。

ただ、うがいは水でいいですからよくなさること。そして歯磨きを欠かさなければいいでしょう。後、舌炎などとか味覚障害がなければ特に今から検査もしないでいいと思います。
もし鼻水が喉に落ちてくるなどがあれば、舌苔は出来易く、やはり慢性咽喉頭炎の治療は必ずなさってください。

医師 耳鼻咽喉科：砂山 恵子
2001年10月10日