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フォローアップミルクは、従来のミルクよりもタンパク質濃度を増やし、鉄分などのミネラルを強化したミルクです。
本来、フォローアップミルクを使用するのは、離乳食の進み方が悪くて、そのままでは、栄養学的バランスに問題が予想される場合で、離乳食の「液状部分」として与えるものです。

しかし、50%は水分で、かさばった食品であることは普通のミルクと全く変わりありませんから、離乳食の進み方が良い赤ちゃんに与えると飲めば飲むほど、反って、離乳食の妨げとなり、メリットは何もありません。
離乳食を良く食べてくれるのであれば、そのまま離乳食の回数、種類、量を増やし、ミルクの摂取量を減らしてください。

フォローアップミルクが発売された当初、「6ヶ月から」という宣伝をされて、問題となり、今の「9ヶ月」からとなっているのですが、どういう場合に必要なのかという情報が殆ど流れていないために、「9ヶ月になったら飲まないといけないミルク」という誤解が生じていますので、注意してください。

医師 小児科：横山 俊之
2001年11月14日