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三種混合ワクチン（DTPワクチン）の副反応として、局所の発赤、腫脹、疼痛、硬結はしばしばみられ、特に2回目以降回を重ねるごとに強くなります。が、いずれも一過性で2～3日中に消失します。
また、本剤はアルミニウムを含む沈降ワクチンであるので、小さい硬結が1ヶ月くらい残存することがあります。

通常見られる程度の反応に対する処置として、局所の冷湿布を行います。硬結は次第に小さくなりますが1ヵ月後でもなお残る場合もありますが、放置しておいてかまいません。
特にひどい場合は、かゆみ止め、塗り薬を使用しますが、これは市販の虫さされなどに使うものでけっこうです。

ただ、3度目、追加の方がさらに腫れやすい(注射部位どころか手全体が腫れることもある)ので、次回は接種医に告げておいた方がいいでしょう。

※2012年11月1日より、4種混合ワクチン（ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ）も受けられるようになりました。

医師 小児科：桑折 紀昭
2001年9月 7日