はみがき 育児・しつけ 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
先日3歳児検診を受け、虫歯は1本もなく、フッ素を塗ってもらいました。
フッ素の効果というのは、永久歯に生え変わるまで続くものですか?
それとも虫歯予防のためには定期的に歯医者さんに行って塗ってもらうほうがよろしいのでしょうか?
小児期の歯に定期的にフッ素(厳密にはフッ化物-フッ化ナトリウムなど)を塗布すると虫歯になる確率は低くなります。
そもそも虫歯というのは、歯の表面のカルシウムが失われて元に戻らなくなった状態のことを言います。このフッ素は、歯のカルシウムが失われにくくなるように表面構造を変化させる薬剤で、適正な使用方法を守れば安全性は確認されているものです。
一度の塗布では不確実ですので、できれば少なくとも数カ月おきに定期検診を兼ねて塗布されることをお勧めします。
特に5歳ころから生え始める永久歯には特に塗布が必要と考えます。生えたての歯は特に虫歯になりやすいからです。
もちろん日頃の歯磨きがきちんとできていることはとても重要です。また、虫歯だけではなくかみ合わせもチェックしてもらうようにして下さい。
かみ合わせの重要性については、入江道文著「矯正歯科」-矯正歯科にかかる前に読む本-(日本医事出版-創芸社)が参考になると思います。
本格的な長寿の時代を迎え、健やかな人生に歯は欠かせません。
小さいころのケアが大切ですので、それぞれ小児歯科、矯正歯科の専門医にかかられることをお勧めします。
医師:入江 道文
2001年1月17日
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