歯 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
一昨年秋、上部の前歯の乳歯がグラグラになり、もうすぐ抜けそうでなかなか抜けなかったので、小児歯科へ連れて行きました。
診断によると、乳歯を上から押しているのはあまり例のない「余剰歯」だとかで、「すぐその上には永久歯が控えているので、乳歯ともども余剰歯を早々に抜いておかないと、永久歯がまっすぐ生えてこなくなります」と言われました。
ちゃんとレントゲンで私も確認し、同意のうえで乳歯も余剰歯も抜いてもらいましたが、それから1年3ヶ月たった今も、その部分の永久歯がまったく顔をだしません。口をあけると一番目立つ部位なので、いつも気になり、ひょっとしてあの余剰歯は実は永久歯だったのではないか?と、最近徐々に不安になってきました。
もう一度同じ先生に診て頂いた方がいいのか、もう少し気長に待つべきかアドバイスをお願いします。
過剰歯と永久歯を間違えることはまずないと思いますが、心配であればレントゲンにより永久歯があるか確認できますので、歯科医院でみてもらってください。
同じ先生の方が前の状態がわかっているのでいいと思いますが、他の歯科医院で確認するのも一つの方法です。
医師 歯科:島田 昌也
2001年1月29日
上の前歯の真ん中に余分な歯「過剰歯(かじょうし)」が見られることは時々経験します。この過剰歯は、歯並びが悪くなる原因となりますので、抜歯されることが多い歯です。
後からはえてくる永久歯は、その歯の根の出来具合ではえてくる時期が決まります。
はえてくる時期の目安を知る意味でも、色々考えずに以前からかかっていらっしゃる小児歯科医へまだ生えないのが心配と相談されてみてはいかがでしょうか?
年齢的にははえなくても心配は要らないと思います。
ただ、長い間前歯がないと、舌を出癖が出てきて結果として前歯部分の骨の変形や後続の永久歯のかみ合わせに影響を与えることもあります(例えば、サ行の発音が英語のthのような舌の動きになる)ので、注意が必要ではあります。
はえる時期になっても出てこない場合は、矯正歯科的に引っ張り出すことも可能ですので、時期を逃さないように矯正歯科医に相談してください。
医師:入江 道文
2001年1月29日
小児歯科・歯列矯正医。モットーは、むし歯を治すのでなく、作らない。乳歯時のむし歯予防・プレート(とりはずしの矯正設置)により、きれいな歯並びを作ることを指導。
Copyright © 2011 Mikihouse child & family research and marketing institute inc. All rights reserved.
この記事にコメントしよう