体の不調 ママ・家事・家計 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
帝王切開で子どもを出産しました。それから1年経つというのに、まだ曇りの日や雨の日などに傷痕が痛み、子どもをお風呂に入れるときにもつれるような感じがすることもあります。
傷痕も盛り上がったままで、まだまだ目立つのです。いつまでもこのままなのでしょうか。
帝王切開ではおなか(腹壁)を切り、続けて子宮を切開して赤ちゃんを取り出します。
腹璧を切る方法には、へその下から恥骨の上まで縦に切るやり方と、おなかを両手で挟んでまん中に寄せたときに自然にできるしわに沿って横に切るものがあります。
どちらも傷の長さは10~12cm。そして術後2日も経てば痛みはおさまり始め7~10日で退院できます。
ただ、手術では当然神経も切断されるのでこれが回復するまでは、曇りや冷える日、また急に温度が変化したときに、痛んだりつれたり、チリチリするような感触を覚えたりします(なぜ天候などに影響されるのかは明らかになっていません)。
傷の外見は、初めは赤いみみずばれのようであっても通常なら次第に目立たなくなってきます。
しかしどの程度目立たなくなるかには体質が関係し、なかには切った範囲を超えるかのように盛り上がったままの人もいます。
これは、縫合に使った糸や傷口に侵入した細菌などを必要以上に異物とみなして押し戻そうとする、ケロイド体質によるものです。あなたもたぶんケロイド体質なのでは?
一度形成外科を訪ねてみてください。傷が平らになるように、ステロイド剤を塗ったり傷口をスポンジで圧迫したりする対策が施されるかも。
今後妊娠する予定がないならば、リザベンという薬を半年~1年服用する手立てもあります。
医師:松峯
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