体の不調 ママ・家事・家計 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
左側の恥骨のあたりが痛み出したのは、長男を出産した3年前から。その後、二男を産んで少しだけ痛みがひどくなりました。
でも、激痛ではないので、子どもの世話に追われていると痛みを忘れているんです。そして子どもたちが昼寝してホッとしたときに「あれ、ずーっとジンジン痛んでたみたい」と気づくといった次第。ところがこの頃、左足全体までしびれてきたので、本当に心配になってきました。
病院を受診すればいいのですが、場所が場所だけにためらっています。
恥骨は骨盤の一部、と言ったら驚かれるでしょう。骨盤は幾つもの骨から成り立ち、体の背後から腹側へとつながっています。
イメージとしては、膣のあたりを底にしたタライのような骨組み。そしておなか側で、このタライの前面に位置するのが恥骨です。
恥骨は、分娩を迎えると左右の結び目をゆるめて骨盤全体を広げ、赤ちゃんが通りやすいように働きます。
ところが、骨盤に対して赤ちゃんが大きすぎると、生理的な範囲以上に恥骨間が広がることに。そうなると産後も痛みがとれず、さらに悪化すれば左右の恥骨が大きくずれるといった事態を招きます。
あなたの場合、最初のお産のとき恥骨が離れ、その充分な回復をみないうちに2度目の出産を迎えてしまったのでしょう。恥骨が離れたままだと、当然骨盤全体にゆがみが生じます。
そのゆがみが左側の骨盤に集まって、足に負担をかけ神経痛を起こしたと考えてください。
もちろん、医療機関へ行けば痛み止めはもらえますが、ゆがみを矯正するには時間がかかります。でも、必ず元に戻りますから落胆しないで。
まず腰痛ベルトや腹帯をきつめに着けて骨盤を正しい位置に固定していきましょう。それから、できるだけ体を休めることが大切。激しい運動もしばらくは控えてください。
加えて、和室で食事を取るときは、足をくずさずに、正座することをおすすめします。
医師:松峯
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