体の不調 ママ・家事・家計 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
第1子出産後にカンジダ腟炎が生じ、その後は年に2,3回かかります。担当医は風邪薬などの抗生物質を飲むとなりやすいと言いますが、ほかにはどのような原因がありますか?
私自身は、疲れたり甘いものばかり食べていたり、体調がよくないのにセックスをしたときにカンジダ腟炎になるような気がします。
カビの仲間であるカンジダ菌は、人の口の中や尿道、腟などに迷い込むことがあります(腟にはセックスでうつることも)。ふだんはその存在に気づくこともないのですが、条件がそろうとカンジダ菌が繁殖して炎症を起こすのです。
カンジダ腟炎になると、白いカッテージチーズのようなおりものが出て腟や外陰部にかゆみと乾燥感を覚えます。
原因は第一に免疫力が落ちたことでしょう。それから甘いものを食べると尿糖が出るので、それをカンジダ菌が栄養として取り込み繁殖につながります。
さらに膣にはデーデルライン桿菌という乳酸菌の一種が常在していて、腟内を弱酸性にし清潔さを保っています。ところが抗生物質を飲んだり疲労が重なったりすると、桿菌の力は落ちて弱酸性が保てなくなりカンジダ菌が増殖してしまうのです。
基本となる治療法は、約2週間腟の中に薬を入れること。軟こうや経口剤が処方される場合も考えられます。
カンジダ腟炎はしつこく慢性化するケースがあるのでパートナーとともにしっかり治療を。
予防のためには、甘いものを控え、抗生物質の安易な利用はやめましょう。そして充分な睡眠をとり体調を整えて生活してください。
乳児がいる場合はタオルを別にすることも忘れずに。乳児は肌が弱いので感染する恐れもあるためです。
医師:松峯
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