二人目の妊娠 結婚・妊娠・出産 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
赤ちゃんが欲しいのになかなか授からず、今月も生理が来ました。「また駄目か」と思いながら数日が過ぎた頃、急に腹痛や嘔吐、寒気、冷や汗といった症状に襲われたんです。病院に運び込まれ、何が何だかわからぬうちに緊急手術。その後、医師に病名を聞いて絶句しました。「子宮外妊娠」だったのです。
ショックを受けた私は、数日間泣きっぱなしでした。さらに再び子宮外妊娠になる可能性があると言われて、赤ちゃんを望む気持ちは変わらないけれど、とても怖いのです。
子宮外妊娠は、その名のとおり、受精卵が子宮以外の場所に着床し発育することを指します。なかでも特に多いのが卵管に着床するケースです。
そもそも卵管は卵子と精子が受精する場所。ここが狭い、あるいは受精卵を子宮へと運ぶ働きが弱いといった原因があると、受精卵がとどまってしまいます(卵管炎や子宮内膜症を患っていると起こりやすいようです)。
そして妊娠5~8週になる受精卵の成長に細い卵管が耐えきれず、流産したり破裂を起こしたりするのです。
確かに大変な病気ですが、一度発病したからといって癖になることはありません。手術のとききちんと処置されていれば大丈夫。
ただ油断は禁物なので、次回の妊娠に気づいたら早めに経膣超音波検査を受けておきましょう。この検査で着床した位置の異常を早期発見できます。
そして治療の方法としては、おなかに穴を開けて筒状の内視鏡(腹腔鏡)を差し込み、受精卵を取り出すことが可能に。
最近ではこのように医学が進歩して、ひどい事態に陥ることはまれになってきています。
医師:松峯
Copyright © 2011 Mikihouse child & family research and marketing institute inc. All rights reserved.
この記事にコメントしよう