妊娠 結婚・妊娠・出産 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
歯の矯正をしようと思っていたら、歯科の先生に「矯正には2~3年かかり、その間に妊娠すると中断しなくてはいけない」だから、「妊娠する予定なら矯正はあきらめなくてはいけない」と言われました。
受け口や歯並びがデコボコしている状態などを不正咬合と呼びます。これらは美容上だけでなく、咀しゃく力が弱い、発音が不正確になる、虫歯や歯槽膿漏になりやすいといった問題を抱えていることが多いのです。
そのため歯列矯正を受けたほうがよいとされています。
歯を支える組織のひとつ、歯根膜には歯を動かす能力が備わっています。これを利用し、さまざまな器具を使って弱い力をかけることにより、ゆっくりと歯を移動させるのが歯列矯正。
アゴの骨や関節に外科的な調節が必要になる場合もあります。矯正適齢期は15~16才までとされていますが、成人が取り組むことも可能です。
さて、妊娠中はだ液の量や性質が変化して、口の中が不潔になりがち。そこに矯正器具を付ければさらに歯垢がたまってますます虫歯ができやすくなります。
だからあなたの担当医は「妊娠したら矯正は中断」と言ったのでは? もう少し詳しく相談してみて。そこで再度無理だと言われたら妊娠・出産後にトライしたらどうでしょう。
歯が存在する限り、成人の矯正はいつでも始められます(ただ歯の移動には周辺の骨の代謝が必要なので、その力が弱まる閉経後は困難になります)。
医師:松峯
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