母乳 授乳・離乳食 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
1人目を生んだときに、うまくおっぱいをしぼることができず、乳腺炎になってしまい手術を受けました。1週間の入院後、2ヶ月通院して傷はふさがりましたが、大きなしこりが残ったんです。
このとき看護婦さんから「次の子のときもこの胸のことが心配よね」と言われました。2年経った今、2人目を妊娠したのですが、乳房への不安が募っています。
母乳は、乳房にいくつも存在する乳腺小葉という組織で生産・分泌されます。そして、乳管を通って乳首へと運ばれるのです。
この乳腺小葉を中心に炎症が生じているのが授乳期の乳腺炎。
ふたつの種類があり、うっ滞性は母乳がたまり過ぎで乳房がはれるもの。一方、化膿性は、乳頭から細菌が入り込んで炎症が起きひどく痛むもので、最悪の場合は切開して膿を出します。
あなたにしこりが残ったのは、最もうんでいる箇所を切開できず膿を完全に取り除けなかったからなのかも。というのも誰しも手術を行なうまでは、乳房の内部の状態を詳しくは確認できないからです。
このしこりの乳管の部分はまだつまっている可能性が高いのでは?そのため次のお子さんの授乳期にも、母乳をうまく分泌できずにはれるかもしれません。
それを防ぐためには、母乳がたまり過ぎないような注意を。それから過剰に母乳が作られることのないよう、しこりのある乳房にはマッサージを控えてください。
医師:松峯
Copyright © 2011 Mikihouse child & family research and marketing institute inc. All rights reserved.
この記事にコメントしよう