妊娠 結婚・妊娠・出産 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
妊娠10週目の時に、だらだらと少量の出血が続いたので産婦人科へ行ったところ、頸管(けいかん)ポリープと診断されました。
ところが、ポリープは取り除かずにこのまま過ごしていいとのこと。本当に大丈夫でしょうか。
頸管ポリープとは、子宮口からぶらさがるように出ている腫瘍を指します。大きさは、米粒大から親指の上部ぐらいまでといったようにさまざま。
妊娠していない状態では、子宮頸管(子宮と膣をつないでいる部分)や子宮の内膜の一部が増殖してできたもので、切除する必要があるとされています。
一方、妊娠中のポリープは、胎盤の一部から発生していることが多いのです。
そのため、妊娠初期にこれを切除すると、胎盤まで引っ張って流産する恐れがあります。それにほとんどが良性のもの。だからこのまま経過を見ることになったのでしょう。
安定期に入ると、胎盤もしっかりしてくるので切除することが可能になります(手術は1日程度の入院ですむ軽いもの)。
また、この時期には、ポリープの血行が悪くなり自然に取れることも。
というのも、赤ちゃんを育てようとする母体は、これまで以上に大量の血液を胎盤へ送ります。そのため、付属品のポリープなどにかまっていられなくなるからです。
さらにもし、このまま分娩を迎えても、ポリープは胎盤と一緒に出てきますから安心してください。
医師:松峯
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