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人の赤血球はその表面に血液型抗原というものをもっています。この血液型抗原の種類によって血液を分類したのが血液型。さまざまな特質によって分類する方法は数多くあり、そのなかABO式とRh式も存在します。

この2つが知られているのは、輸血や妊娠の際に血液が凝固してしまう血液型不適合の可能性があるためです。そして妊娠におけるRh式の血液型不適合はRh－の母がRh+の子を妊娠した場合に生じます。

さてRh式で血液を分類すると、D因子と呼ばれるものを赤血球膜にもっているものはRh+、もっていない血液がRh－です。日本人の多くはRh+で、わずか約0.5%がRh－。そしてDを優性、dを劣性とする遺伝子因子で表すと、Rh+はDdかDD。そしてRh－はddです。ですからRh+のなかでも適伝子因子がDd同士の男女が結婚すると、生まれてくる子どもはDDかDd、そしてddすなわちRh－になることも。

最初のお子さんの血液型からあなた方夫婦もDd同士なのでしょう。そのため、もちろん2番目のお子さんもRh－になる可能性があるのですよ。

医師：松峯