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背骨はいくつもの椎骨が積み重ってできており、そしてこの椎骨と椎骨の間にはクッションの役目を果たす椎間板がはさまっています。
ところが無理な負担がかかると、この椎間板が飛び出して脊髄の神経を圧迫することに。これが椎間板ヘルニアと呼ばれる状態です。

妊娠中はおなかをせり出した姿勢で過ごすため、背骨のなかでもとくに腰椎に多大な負担をかけ、椎間板ヘルニアを引き起こしやすくなります。
しかし、あなたは一度椎間板をもとに戻す手術を受けたとのこと。最近のオペの技術は進歩していますから、再発する恐れはさほどないでしょう。

ただし、予防策はとっておくこと。妊娠前から、おなかが大きくなっても耐えられるように腹筋を鍛え、また整形外科で再発した場合の対処法を相談しておいてください。
それから妊娠したら、早めに腹帯を巻いておなかの重さを骨盤全体で支えるように。そして体重をきちんと管理し、1時間立っていたら15分休憩するような生活を心がけて。さらに水中でおなかの重さから腰を解放する、マタニティスイミングを始めるのもいいですね。

医師：松峯