二人目の妊娠 結婚・妊娠・出産 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
第1子が、生後25日目に髄膜炎と敗血症で入院しました。医師によると出産の際に産道で細菌感染した可能性があるとのこと。もしかしたら、生まれてくるときに産道でうまく回旋できず、また臍帯が首に巻き付いていたことなどが関係しているのでしょうか?
次の出産を望んでいるのですが、第2子にも細菌が感染したらと思うと不安なんです。
敗血症は血液中に、髄膜炎は血液を経て脊髄液に細菌が感染して起こる病気です。
生まれたての赤ちゃんがこれらの病気に陥ったのは、やはりあなたの産道にGBS郡溶連菌という細菌が存在していたためでしょう。これが出生時にお子さんの鼻粘膜から入り込み、全身に回ってしまったと考えられます。
ところが意外なことに、GBSはかなり多くの妊婦の産道に存在しているものなのです。しかし、赤ちゃんに抵抗力があれば感染せず、またたとえ感染しても体内で消退するので発症に至りません。
これに対して赤ちゃんが低体重児や体力がない子だったり、また出生後にミルクの飲みが悪かったりすると抵抗力が弱いため発症することに。あなたのお子さんは、回旋異常などのトラブルに見舞われたので抵抗力が落ちていたのだと思います。
さて、次の出産で同じ事態を招かないためには、あなたの膣にGBSがあるかどうかを調べておくことが必要です。まず現時点で、それから妊娠初期に再び検査すれば、GBSが発見されても出産までにきちんと治療することができます。
さらに分娩前にも検査すると、もしもの場合でも対策が打てるでしょう。
医師:松峯
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