ママのためのぷち心理学
食事もお風呂も寝かしつけも、いちいちグズって時間がかかるし、反抗的だし、トイレトレーニングも進まないしと、子育てにはストレスがいっぱい。
疲れもたまり、つい感情的になって子どもに苛立ちをぶつけた後で、落ち込んでしまうママも少なくないはずです。「私って母親失格なのかしら」と気持ちがふさいで、育児も家事も、何もかもがいやになることもあるかもしれません。そんな状態から抜け出すには、どうすればいいのでしょうか?
失敗やつまずきがいくつか重なると、「どうせもう、何をやってもうまくいかないんだ」と絶望的な気分になることがあります。そんな時、私たちの心は、「ネガティブな決めつけ」という落とし穴にはまっています。子育てに一生懸命でまじめなママほど、この落とし穴に陥りやすいのです。
ここから抜け出すには、まず、落ち着いて自分の心を客観的に見つめ、自分が落とし穴にはまっていないかと考えてみることです。ひとりで考えることもできますが、誰かにやさしく話を聞いてもらいながら考えると、いっそう気づきやすくなるでしょう。
もちろん、煮詰まってしまう前に、手を打つこともできます。
少し心が疲れてきたら、「子育てに完璧を目指さない」「他の子と比べない」「いずれ時が来れば解決する」といった言葉を唱えてリラックスすることです。
うまくいかなかったことよりも、うまくいったことを数えて、子どもと自分自身をほめてあげましょう。
また、心の余裕を取り戻すためには、一度悩みの種を棚に上げて気を紛らすこと、つまり気分転換も効果的です。好きな音楽を聴いたりお花を眺めたり、アロマセラピーやマッサージを試したり、無理のない範囲で子どもを預けてショッピングしたり、お友達とお茶するだけでも、大きな気分転換になるはずです。
落ち込みは、心のサインです。「何か手を打って」という心のささやきだととらえ、周りの人たちの協力を得ながら、自分自身の疲れた心と体をいたわってあげたいものですね。
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