ママのためのぷち心理学
子どものお友だちのママとのつきあい方、どうしていますか?
実は、これが悩みの種になることも少なくありません。中でも多いのは、相手のママ友に遠慮がなく、こちらにどんどん踏み込んでくるというケース。たとえば、「ぜひ私たちのサークルに入ってよ!」と勧誘してくるママ友、「お宅、車あるでしょ?」としょっちゅう送迎を頼んでくるママ友、毎日ランチをいっしょに食べようと言うママ友、などなど。
「そんなこと言われても、私にも都合が…」という言葉をつい飲み込んでしまうことが度重なれば、ストレスはたまる一方です。かと言って、断れば、相手の態度が冷たくなったり、子ども同士のつきあいにまで影響するのでは、と心配にもなります。いったい、どうすればよいのでしょう?
私たちは誰しも、「嫌われたくない」「いい人だと思われたい」という願望を持っています。そのため、ついつい無理をするわけです。気が進まないことでも、断らずに引き受けたり、いやだと思っても笑顔を見せたり。
そこで、ご紹介したいのは「アサーション」の考え方です。アサーションは、攻撃的でも受け身的でもなく、自分を大切にしながらも相手への配慮に満ちた表現法です。たとえば、サークルへの勧誘の例では、「無理!」と一言で済ませずに、「ありがとう。声をかけてくださって、とても嬉しいわ。
ただね、実家の事情もあって、今はちょっと時間と気持ちの余裕がないの。ごめんなさいね」というように、相手への感謝の気持ちやお詫びを丁寧に述べた上で、きちんと断る方法です。このような表現であれば、相手を尊重していることが伝わるため、気を悪くされることは少ないはずです。
ママ友とのおつきあいに、ある程度の妥協は必要かもしれませんが、行きすぎた我慢は禁物です。あなたの都合や希望を、柔らかく、でも相手にはっきりわかるように伝える工夫が大切です。伝え方の上手な人を見つけて、その人の表現法をぜひ参考にしてみてくださいね。
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