ママのためのぷち心理学
幼児にとって、遊びはとても大切です。遊びと言えば、おもちゃを思い浮かべる方も多いのでは?最近のおもちゃは種類が豊富で、優れたものもたくさん出回っています。大人としては「あれもよさそう、これもよさそう」と目移りし、ついついたくさん買い与えてしまいがちですね。でも、既成のおもちゃの与えすぎや与えっぱなしは、NG。ちょっと遊んではポイッというふうに、飽きっぽい子どもになりかねません。では、どのようにおもちゃを与えるといいのでしょうか。おもちゃ選びの前に、まず、子どもにとっての遊びとは何かを見ておきましょう。
遊びはまず、赤ちゃんの頃の「イナイイナイ、バァ」などの、ごく単純な動作のくり返しから始まります。少し大きくなると、「げんこつやまのタヌキさん」のような歌いながら手を動かす遊び、さらに「じゃんけんグリコ」のような体を動かす遊びができるようになります。そして、お絵かきや工作といった手先に注意を集中する遊びも、少しずつ上手になります。クレヨンをにぎって紙になぐりがきをしたり、お散歩で拾ったドングリや葉っぱ、あるいはおうちにある段ボールや新聞紙、牛乳パックなどの素材を使った工作も、砂場でおだんごを作るのも、子どもにとっては夢中になる遊びですね。「見る、聴く、話す」を取り入れたものとしては、音楽を聴く、絵本を読み聴かせてもらう、たどたどしいながらも自分でお話しするといったことも、幼児にとっては楽しい遊びです。
つまり、手や体を動かす、目や耳を使う、歌ったり話したりする、手ざわりを楽しむ、自分で考え工夫するなどが、子どもの心と体の発達にとっては、とても重要な要素となります。そして、忘れてはならないのが、親子で向き合うことです。遊びを通しての親子のコミュニケーション、子どもの自由な創造力を育てることを、ぜひ大切にしたいものです。おもちゃを与える際にも、こうした点に配慮しましょう。
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