ママのためのぷち心理学
1歳後半頃から、そろそろ現れてくるプチ反抗期。素直だった以前とはうって変わって、反抗とわがままの嵐。お母さんは、途方に暮れてしまいますね。
特に外出先でのわがままには、手を焼くことが多いのでは?
公園でさんざん遊んだ後おうちに帰ろうと促しても、「イヤ!もっと遊ぶ〜」。さあ、歩こうねと手を引いても、「イヤ、歩けない!抱っこ〜」。
スーパーでは、「あれ買って〜、これ買って〜」。買ってもらえないと、大泣きしたり床に寝ころがって暴れたり。最初は「絶対買わない」と言っていたのに、恥ずかしさのあまり、あるいはめんどうになって、つい買ってしまうことに。でも、「こんなことではしつけにならないわ」と後悔したり。いったい、どうすればいいのでしょう?
子どもによって個人差はあるものの、2〜3歳くらいまでの多くの子どもたちが、似たようなふるまいをします。ですから、「なんで、うちの子だけ…」と落ち込まず、「どこの子も、そうなんだ」と、まず安心することです。そもそもこの年齢の子どもの認知や感情の発達段階を考えると、我慢することがまだできず、聞き分けがないのも、実は無理のないことなのです。
そこで、子どものほしがるものが並んでいる売り場に近寄らないのも1つの方法です。また、ぐずり方がひどければ、夫や両親などに子どもを見てもらっている間に買い物に行く、宅配を利用するなどの手もあります。
でも一方では、少しずつ我慢を教えることも大切ですから、「1つだけ買おうね」といったお約束をして、それ以外は買わないという態度を貫くなど、子どもの様子を見ながら少しずつ自制心を育てる工夫も必要です。
多くの場合、4歳くらいになれば親の言うことも理解できるようになりますから、それまでの間、知恵と工夫で乗り切りましょう。
Copyright © 2011 Mikihouse child & family research and marketing institute inc. All rights reserved.
この記事にコメントしよう