FP福耳先生の家計見直し
「保険っていろいろあってよくわからない…」「勧められるまま営業の人にまかせきり…」、そんな方が多いのではないでしょうか?
とはいっても、月5,000円でも30年間払えば180万円の「大きな買いもの」です! 何もわからないのに180万円もする物を買いますか?
だからこそ、保険も最低限の基礎知識がとても大切です。一緒にチェックしてみましょう!
ひとことで言うと、生命保険は「人の生死に関わる保険」、損害保険は「偶然の事故による損害に関わる保険」です。
●生命保険
保険事故が発生したときは決められた金額が保険金として支払われる「定額給付」
●損害保険
偶然の事故によって生じた実際の損害額に応じて保険金が支払われる「実損払い」になります。
生命保険会社と損害保険会社のどちらでも扱っている「医療保険」「がん保険」や「傷害保険」(「第三分野の保険商品」と呼ばれている保険)は、損害保険会社の商品でも「定額給付」になっています。
生命保険は、どの保険も必ず以下の3種類の生命保険と医療保険(とそのバリエーション、例えば「死亡だけではなく介護状態の場合でも給付を受けられる」など)の組み合わせに過ぎません。
●定期保険
「○年間」「○歳まで」という保険期間の間に万が一のことがあった場合、保障してくれる保険です。月々の保険料は安いのですが、貯蓄性は低く、一般に「かけ捨て」と呼ばれています。
●養老保険
満期があり、満期までの間に万が一のことがあったときは保険金が支払われます。満期を無事に迎えた場合は満期保険金を受け取ることができます。
●終身保険
一生保障の生命保険です。貯蓄性が高いものも多く、老後などの資金準備を兼ねることができます。
ちなみに、子どもが生まれて「学資保険」に入るかどうかを検討するママ・パパも多いと思います。貯蓄性の高い「学資保険」は「養老保険」のバリエーションです。
損害保険は、「何に対する偶然の事故を補償するか」によって種類分けされています。代表的なものとしては以下のようなものがあります。
●火災保険
住まいのための保険です。火災・落雷・爆発・風雪害などの損害を補償します。
種類によっては水漏れや盗難などの損害をカバーできるものもあります。
●地震保険
地震・津波・噴火による住居の損害を補償します。火災保険に付帯させることができます。
●自動車保険
自動車にかける保険です。交通事故による損害を補償します。
●個人賠償責任保険
他人の生命・身体や財物に損害を与えてしまったことで生じる法的な損害賠償の責任を負うことによって被る損害を補償します。
●旅行傷害保険
旅行中のケガや盗難などによる損害を補償します。
●ゴルフ(スキー・テニス)保険
スポーツ中のケガや用品の損害などを補償します。
医療保険は病気やケガを治療するために入院・手術を受けた場合に保障される保険です。
成人病(がん・脳卒中・心筋梗塞など)や女性特有の病気のときに手厚く保障される特約などをつけることができます。
医療保険のバリエーションであるがん保険は「がん」の入院・手術に特化した保険です。がん以外の病気・ケガでの入院・手術は対象にならないものがほとんどです。
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