FP福耳先生の家計見直し
もし、自分や家族が病気にかかったり、ケガをしたりしたら…そう考えると心配ですよね。
とくにHappy-Note読者のママ・パパは、家族の中に小さいお子さまがいる方がほとんどだと思います。いつやってくるか分からない病気やケガですから、その分、普段からの備えがとても重要です。
今回は「医療費」について、一緒に考えてみたいと思います。
「医療費」と聞くと、まず思い浮かぶのは「公的な健康保険」だと思います。いわゆる「窓口で3割負担」になる制度ですね。自営業のご家族などは「国民健康保険」、お勤めの方であれば、「健康保険」の仕組みがあなたを守ています。
また、お子さまについては各市区町村で「小児医療費助成制度」を設けているところがほとんどだと思います。「3歳まで」「就学前まで」など一定の年齢まで子どもの医療費の窓口負担ナシという制度です。これらの医療費に関する公的な社会保障制度は、案外手厚くあなどれないですよ。
たとえば、健康保険には「高額療養費」という給付があります。これは医療機関で支払た自己負担額が一定額を超える場合に、その超えた分の払い戻しを受けることができる制度です。つまり、自己負担をする「一定額」は上位所得者でもおよそ15〜16万円程度ということになるので、非常に手厚い仕組みといえます。
「医療費の備え」と聞いて思い浮かぶのは保険会社や共済がやっている医療保険だと思います。多くの医療保険は、入院や手術を対象にした保障で、「入院1日あたり○千円」といた入院日額が決まっているタイプです。
医療保険としては代表的な保障ですが、近い将来の医療事情も考えていく必要があるかもしれません。医療技術の進歩により、早期発見や体への負担が少ない手術方法がどんどん開発され、入院が短期化しつつあります。10年前であれば、お腹を大きく開ける手術を行い1〜2月入院していた病気も、今は負担の少ない手術で1週間や10日で退院できてしまいます。
つまり、入院日額1万円の保険に入っていた人が、1ヶ月入院して、1万円×30日=30万円を受け取っていたのが、1週間で退院できるようになって、1万円×7日7万円しか受け取れなくなった…という状況です。
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