FP福耳先生の家計見直し
人生では何度か大きな買い物をする機会があると思います。そんな時、銀行や信販会社のローンを利用する方が多いのではないでしょうか?
そこで、今回はお金を借りることについてのお話。ローンの考え方についてお教えしたいと思います。
人生では大きな買い物をする機会があります。家やマンシンなどの住まい、車が代表的ですね。お子さまの教育も何十万、何百万とかかるので大きな買い物になるかもしれません。また、パパ・ママの仕事によってはビジネスやお店を始める時などに大金が必要になります。
私は小さなころから両親に「借金はよくないことだ」と教えられてきました。小学生のころ、ジュースを買うために友達から100円を借りただけでも叱られ、すぐ返しに行かされた記憶があります。
私と同じように「借金はよくないことだ」と教えられ、「お金を借りる」ということにマイナスのイメージを持っている方も多いのでは?
しかし、借金は本当によくないことなのでしょうか?
ここで、借金をするにあたり最低限守っておきたい3つの要素についてお話をしたいと思います。
まずひとつ目は「人生の中での有意義な目的」が明確にあること。いわゆる遊ぶためのお金、見栄や思いつきの消費のためのお金ではないことですね。
ふたつ目は「きちんと返せるメドが立つ」ことです。どんなに立派な目的のための借金でも、返済計画が立たない借金は「よい道具」に決してなりません。
最後は「他人を巻き込まない、迷惑をかけない。ということ。自分もしくは少なくとも自分の身内までの範囲をこえた借金は危険です。連帯保証人を立てるなど、自分が責任を負える範囲をこえた借金は、基本的にNGです。
この3つの要素をきちんと踏まえていれば、借金(ローン)はあなたの人生を豊かにする「よい道具」として、機能してくれると思います。
「あなたはローンで何を買いますか?」と聞かれたら、住宅ローンなら「住まい」、自動車ローンなら「車」でしょうか。でも、手持ちの現金があればそれで住まいや車を買いますよね。現金で買うことができればそれにこしたことは無いのです!
そこで考えてみてください。
この「返済総額」は「借入額」より多いですよね。そう、「利息(利子)」を返さなければなりません。ここが銀行や信販会社の儲け分になるわけですが…。
お金を借りる側にしてみれば、お金を多く払う以上は「多く払うだけの価値」がある買い物でないと意味がありません。ローンを組む時には、その「利息分を多く払うだけの価値」をよく考えて欲しいのです。その価値を理解していれば、ローンを組んだことの有意義さが、よりいっそう増すことになります。
目的や意義がハッキリしたら、それに合ったローンを見つけなければなりません。
たとえば、住宅ローンでは近ごろネット系の銀行もサービスを拡大していますし、一方で地域密着の地方銀行や信用金庫、信用組合なども独自のユニークなサービスを用意しています。
金利の違いや「変動金利」「固定金利」の違いはもちろん、見た目は同じ金利でも、保証料や事務手数料、繰上げ返済時の手数料、団体信用生命保険料などの扱いが各金融機関で違っています。
住宅ローンなら30〜35年、自動車ローンや教育ローンでも数年間の長い付き合いになるので、金利だけで決めると後悔の元になる可能性もあります。説明をしっかりと聞き、比較検討してください。
Copyright © 2011 Mikihouse child & family research and marketing institute inc. All rights reserved.
この記事にコメントしよう