FP福耳先生の家計見直し
世界的な不況による影響、大きいですね~!!
皆さんも身近な生活の中で実感されていることがいくつもあると思います。
特にイタいのが収入の減少…!! 家計のピンチをどうやって乗り切りましょう?
そこで、私がオススメしたいのがお金についての「夫婦会議」の開催です!!
「えっ? 夫婦会議ですか?」そう思うご夫婦もいるかもしれません。なぜ「夫婦会議」かというと、お金に関して十分な話し合いができていない夫婦って案外多いのです。結婚してから一緒に暮らしてきて、今まで何となくうまくいっているし、何となく相手もわかってくれているだろうなぁ…、と思いながら過ごしてきていませんか? でも、今は家計のピンチ‼ ご夫婦で考えを合わせて、一丸となって立ち向かわないといけないのです!
「やせたい」と願う人のダイエットに例えてみましょう。極端ですが、食べなければ体重は落ちていきます。でも、偏ったダイエットでは、体が本当に必要な栄養を取れないために、必要な骨や筋肉も落ちてしまい、体力や免疫力が落ちてしまいます。その結果、リバウンドしたり、病気になりやすくなったりするのです。
お金の節約も同じ。やみくもに「節約、節約!」と見た目の出費を抑えようとすると、家族にとって必要な「骨や筋肉」に当たる費用も削ってしまうかもしれません。節約するなら、必要な骨や筋肉は残し、不要なぜい肉をキッチリ落として健康的にしたいですよね。そこで「出費のぜい肉はどれか」「骨・筋肉はどれか」を見極めるために、ご夫婦の間で考え方を合わせることが必要なのです。では、具体的にどんなことを話し合ったらよいのでしょう?
「家計はママに任せているから、生活費の細かいことはよくわからない」というパパ、「パパが生活費として●万円渡してくれるけど、その他のお金がどう使われているか知らない」というママ。いらっしゃいませんか? パートナーに任せている部分について10円、1円の単位まで細かくチェックする必要はありません。でも、毎月・何に・いくらぐらいかかっているか、関心を持つことはとても大切です。
また、他人の目が届かないお金というと、どうしても使途不明金や無駄遣いが発生しやすいので、それをお互いに確認できるという効果もあります。
生活に関わるお金だけが必要経費ではありません。例えば、「お子さまの教育費の準備はどうするか?」や、「不慮の事態(大きな病気や事故など)になってしまったときの備えをどうするか?」といったことも大事なテーマです。
また、「子どもにいろいろな経験をさせたいから、近いところでも毎年旅行に行きたい」とか「家族のつながりを大事にしたいから、子どもの誕生日にはじ〜じ・ば〜ばも招待して外食しよう」などのようにお金の使途だけではなく、そのお金にこめる思いの部分も話し合うとより生きたお金になりますよ。
例えば、スーパーなどで安いものをまとめ買いしたくてもママ1人では限界がありますよね。そんなときにパパが一緒に行って荷物を運ぶだけでも買いものの効率が見違えるようにアップします。こまめにコンセントを抜いて電気を節約するなども家族みんなでやれば楽しくできて、すぐに効果が出てきます。また、安いものを買ってすぐ捨ててしまうより、しっかりしたものを買って長持ちさせること、捨てるものを減らすことのほうが立派な節約になる場合があります。
家族みんなで協力しながら、メリハリをつけて上手に買いものをしたり、物を大切に使ったり、こまめな節約に取り組むと、長続きして効果も大きくなりますね。
どうしても節約することを考えると、がんばってやりくりしているママは、自由になるお金(おこづかい)を取りにくいものです。でも、ママだってお友だちとお茶をしたり、甘いものが食べたかったり…。パパの皆さん、がんばっているママのために毎月ちょっとずつでもいいのでおこづかいを確保してあげてくださいね。
●家計はママ・パパどちらかに任せきりではないですか?
●「もしも」のときに備えるお金はありますか?
●旅行やイベントなど、お金を豊かに使えるような目的はありますか?
●上手な買いものや節約のための協力体制が家族みんなで共有できていますか?
さあ、あとはご夫婦で協力して節約を実行してみてくださいね‼ がんばって乗り越えていきましょう!
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