FP福耳先生の家計見直し
「保険って複雑でむずかしい」と感じているママは多いはず。
保険証券や保険会社の見直し提案書を見ても「○△特約」がいっぱい並んでいて、「何を保障してくれるのか?」「自分にとって必要な特約なのかどうか?」がわからなくなっていませんか?
そう、実は保険をわかりにくくしている原因のひとつが、この「特約」の複雑さ。
今回は「特約」についてお話をしていきましょう。
特約はあくまでも「オプション」です。ですから、自分が「必要だ」と感じるものを選んで付加すればいいのです。逆に「必要ない」と思うものは付けなくてもよいわけです。
よく「この保険は特約も含めてワンセットです!」と、特約がたくさん付いた保険を提案されることがあります。しかし、実際には特約はオプションですから、「『災害割増特約』は不要だから付けない。『がん特約』は必要だから付ける」というように、自分で選んでもらって問題ないのです。さらに、特約のほとんどが有料です。月額何百円かの安価な特約でも10年・20年と払い続ければ数万円の支払いになりますから、不要な特約は付けないほうがいいでしょう。
可能です。必要のない特約だけを選んで途中解約をすることも可能です。逆に主契約だけを解約して、特約だけ残すことはできません(車は買わずに、革張りシートだけを買うことはできないのと同じですね)。
例えば、将来「子どもが独立したので生命保険は必要ないが、入院・手術の保障は続けたい」と思ったとき、生命保険に入院・手術の特約を付けていると「生命保険を解約すると一緒に入院・手術の特約も解約になってしまうから、不要な生命保険も解約できない」ということになってしまいます。保険を契約するときには、特約の組み方もよく考えておかないと、後々になって「こうすればよかった」と思われるかもしれません。
いかがでしたか? 複雑な特約もひとつひとつ分解してみると、大体どのようなものか理解できたのではないでしょうか?
以上に書いてきたようなポイントを踏まえて、「うちにとって必要な特約、あまり必要ない特約」を考えて、保険の見直しをしてみてくださいね。
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