ドクターニュース
4月になりました。この時期は各地で花が咲き乱れ、万物に清らかな気が満ちてくる頃とされています。入園・入学式で新しい一歩を踏み出す時期でもありますね。水痘やおたふくかぜの予防接種がまだの人は、入園・入学前にきちんとすませておきましょう。
またこの時期は、春の日差しに誘われて、外出の機会がぐんと増えてくる時期でもありますが、4月に入ると紫外線の量はぐんと増し、5月には真夏とほぼ同じレベルまで上がります。UVインデックス(WHOが定めた紫外線の強さの度合い)では、UVインデックス3を超えると日中はできるだけ日陰を利用する、帽子や長袖の着用などが勧められています。気象庁の紫外線予測1)ではすでに各地で3を超えていることから、十分な紫外線対策が求められます。
さて、第12週(3月7日~13日)の全国5000か所のインフルエンザ定点医療機関からの報告2)によると、インフルエンザの定点当たり報告数は13.81人となり、前週の定点当たり報告数21.13人よりも減少しました。都道府県別では福井県(24.28人)、北海道(21.53人)、岩手県(20.69人)、愛媛県(20.57人)、福岡県(20.57人)、山形県(20.27人)の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられています。検出ウイルスはB型が中心となっています。
1) 気象庁:紫外線の予測分布図
2) 国立感染症研究所:インフルエンザ流行レベルマップ2016年第12週
http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-m/flutoppage/813-idsc/map/6101-flu-map.html
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