ドクターニュース
本格的な夏がやってきました。楽しい夏休みですが、この時期は、花火によるやけどや日焼けのしすぎ(日焼けは立派なやけどです!)、虫刺され、溺水など、夏ならではの事故が増えてきます。日中に外遊びをする時には、帽子やラッシュガードを着用する、海や川、プールで水遊びをするときには、一瞬でも子どもから目を離さない、花火をするときには、足の甲が露出するようなサンダルやぞうりではなく、しっかりとした足靴をはく、等、気を付けてお過ごしくださいね。
さて、第31週(7/27~8/2)の全国3000か所の小児科定点医療機関からの報告1)によると、手足口病の定点当たり報告数は前週比9%増の10.3人となりました。今シーズンでは最多の報告数となっており、過去10年間で2011年(28週の11.0人)に続いて2番目に多い報告数となっています。都道府県別では、宮崎県(19.6人)、新潟県(19.6人)、宮城県(18.7人)、山形県(18.7人)、福島県(17.5人)の報告数が多く、他にも多くの県で増加しています。警報基準(定点あたり5人)超過の県は41県(先週比プラス6県)でした。お盆の影響でいったん報告数は低下すると思われますが、お盆明けも流行が長引く恐れもあります。今後の流行状況にご注意ください。
1) 国立感染症研究所:感染症発生動向調査週報(IDWR)速報データ 第31週
http://www.nih.go.jp/niid/ja/data/5800-idwr-sokuho-data-j-1531.html
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