ドクターニュース
年が明け、1年で一番寒い季節を迎えました。3学期が始まり、園や学校では色々な行事が予定されていると思います。インフルエンザや感染性胃腸炎などの感染症にかかった人は、周りへの感染を防ぐためにも医師の出席停止の指示を守って登園・登校しましょう。
さて、全国定点医療機関からの報告1)によると、第1週(12月28日~1月3日)のインフルエンザの報告数は、前週より減少の定点あたり21.5人となりました。47都道府県中40都道府県で警報レベルの定点あたり30人を超えています。第1週は、お正月で医療機関がお休みの影響を受けており、決して患者数が減ったというわけではありません。薬局サーベイランス日報によると、第2週(1月4日~11日)の週明けの月曜日のインフルエンザ推定患者数は、過去3シーズンのピーク時にほぼ匹敵しており、第2週は例年のインフルエンザの流行のピークに近い流行規模となる可能性が高いです。
ウイルスの検出状況としては、これまでのところAH3亜型(A香港型)の割合が最も多く検出されています。今シーズンは、例年より1か月早くインフルエンザの流行が始まったため、今後の流行の動向に十分な注意が必要です。
1)国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ
http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html
2)薬局サーベイランス日報 抗インフルエンザ薬によるインフルエンザ推定患者数
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