ドクターニュース
朝晩の冷え込みが厳しくなり、日が短くなったりと、秋が一段と深まったことを実感できる季節になりました。この時期は霜降(そうこう)と言われ、朝霜が見られる時期であるとされています。朝晩の冷え込みと、日中との寒暖差でかぜをひいたりする一方で、衣類の着過ぎによるあせもなどの皮膚のトラブルも見られます。衣類は着脱しやすいものを重ね着するなどしてこまめな温度調節を行いましょう。
さて厚生労働省の報告1)によると、平成27 年第42 週(平成27 年10月12日~10月18日)、茨木県、東京都、山梨県、静岡県の4都道府県でインフルエンザによる学級閉鎖が報告されました。検出ウイルスはAH3(香港型)が最多で、次いでAH1pdm09(2009年に新型と呼ばれたもの)で、合計で約8割を占めています2)。
インフルエンザは、全国的な流行の前に地域で小流行が起こることがあり、地域の流行状況によっては、早めのインフルエンザワクチンを行うなどの対策が必要です。
1) 厚生労働省:インフルエンザの発生状況について
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000102207.pdf
2) 国立感染症研究所:インフルエンザウイルス分離・検出速報 2015/16シーズン
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