ドクターニュース
朝晩の冷え込みが日に日に強くなり、かぜをひくお子さんが増えてきました。国立感染症研究所 感染症情報センターからの報告1)によると、第47週(11月17日~11月23日)のインフルエンザ定点医療機関からの患者報告数が、山形県、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛媛県、大分県、長崎県、沖縄県の9つの都道府県で、流行開始の目安となる定点当たり1.0人を超えました。過去5シーズンにおいて最も早い流行開始となっています。過去の動向から、まだ1.0人を超えていない都道府県でも、48週(11月24日~30日)には、ほとんどの県で1.0人を超えると思われます。
今後、本格的な流行が予想されるため、早めにインフルエンザワクチンを済ませておきましょう。インフルエンザにかからない、感染を広げないための対策を一人ひとりが心がけてください。インフルエンザについて詳しく知りたい方は、厚生労働省のホームページ2)が参考になります。
感染性胃腸炎は前週比27.0%増の定点あたり7.42人でした。全国の園や施設で、ノロウイルスによる集団発生が報告されています。今後流行期(秋~冬)を迎えますので、体調管理に気をつけ、手洗いを励行しましょう。
1)国立感染症研究所:インフルエンザ流行レベルマップ第47週
http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-m/flutoppage/813-idsc/map/141-flu-map.html
2)厚生労働省:インフルエンザ総合ページ
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