ドクターニュース
新年あけましておめでとうございます。正月休みで旅行や帰省を楽しまれた方も、そろそろ普段の生活のリズムを取り戻し、体調管理に努めてください。
さて、全国約3,000の小児科定点医療機関からの報告1)によると、報告数は以下の順となっています。
1位:感染性胃腸炎
2位:A群溶血性連鎖球菌性咽頭炎
3位:水痘(みずぼうそう)
4位:インフルエンザ
5位:RSウイルス感染症
感染性胃腸炎の報告数はやや減少しましたが、例年と比べてやや多い状態が続いており、引き続き注意が必要です。検出ウイルスはノロウイルスがほとんどですが、他にサポウイルス、ロタウイルスなども検出されています。
1)国立感染症研究所感染症発生動向調査 週報(IDWR)
※このページの文末からIDWRを閲覧できます。
インフルエンザの定点あたり報告数は1.17となり、流行開始基準(定点あたり1)を始めて上回りました。都道府県別では、以下の順となっています。
1位:佐賀県
2位:群馬県
3位:沖縄県
4位:山梨県
5位:埼玉県
検出ウイルスはA香港型が82.3%、AH1pdm09(新型といわれていたもの)が7.2%、B型10.5%と、今のところA香港型が大半を占めています。
インフルエンザは、いったん流行が始まると短期間に多くの人に感染が広がるため、冬休み明けに保育園、幼稚園、学校での流行の急速な拡大が予想されます。今後の動向にご注意ください。
参考:国立感染症研究所感染症発生動向調査 週報(IDWR)
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