歯 子どもの病気 教えて!ドクター
歯ブラシの毛が開いて、後ろから見て毛先が歯ブラシの柄から開いてはみだしてきた時には交換しましょう。歯ブラシは毛が一番重要です。毛先が開いた歯ブラシを使うと、汚れがしっかり落ちないことや歯ぐきを傷つけることがあります。1ケ月に1本ぐらいを目安に交換すると良いでしょう。小さいお子さんの場合は、子どもさん用と仕上げ磨き用の歯ブラシを分けておくと良いでしょう。
子どもさん用の歯ブラシと仕上げ磨き用の歯ブラシと分けてみてください。それでもかんで歯ブラシをダメにしてしまうお子さんもいますが、ダメになる頻度が多くても仕方ないと考えてください。かんでダメにしてしまう時期は、いつまでも続きません。幼児になって教えてあげれば、かまなくなっていきます。それまでの間は、仕上げ磨き用の歯ブラシはダメになったらその都度、新しいものにしてください。
歯磨剤によるむし歯予防効果は、歯磨剤に含まれるフッ化物によるものです。お子さんが嫌がらなければ、歯が生え始めたら使用して良いでしょう。ただし使う量には注意が必要です。生え始めから2歳頃までは、切った爪程度の少量、3歳〜5歳では5㎜以下です。
食べてはいけないわけではありません。おやつの時間を決め、だらだら長時間食べないことが大切です。子どものおやつには、エネルギーの補給やこころの満足感を得るという意味もあります。甘いもの以外にも、いろいろな食べ物を加えてあげることも大切です。また食べた後には、歯みがきをするようにしましょう。できなければ、お茶かお水を飲ませたりすることでも、むし歯を予防できます。
野菜ジュースは野菜嫌いなお子さんも多く、栄養を補給するといった意味では良いです。糖質が含まれているものもあるので、飲み方によってはむし歯になる可能性があります。そのため飲み過ぎやだらだら飲むことは避け、時間を決めて飲みましょう。
定期健診はむし歯を早く見つけるだけではありません。小さいころから、一人ひとりにあった歯磨き方法や習慣を身につけたり、うまく歯の生えかわりが進んでいるか、あるいは歯並びやかみ合わせの成長をチェックしたり、成長にあった食べ方が身についているかを診てもらったりする、お子さんの成長を見守る大切な機会です。子どもの歯のむし歯はお母さんの気がつきにくいところででき始めたり、子どもが痛みを訴えないことが多いなど、気がついた時には進行していることも少なくありません。治療した後も、定期的に経過をみて永久歯の成長に影響がないかも観察していくことが大切です。
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