感染症 子どもの病気 教えて!ドクター
風邪症候群にインフルエンザ、ノロ・ロタウイルス…。冬はさまざまな感染症が流行する季節。お子さまの体のことがいつもより気になるから、つい厚着をさせたり、外で遊ばせなかったり。けれど、病気とは無縁のまま大きくなるのは無理な話。病気にかかることで免疫力を高め、丈夫な体をつくっていくこともあるのです。
大切なのは、お子さまが元気なときの様子をしっかり把握しておくこと。顔色を目で見て、熱が高くないか手で触って、咳をしていないか耳で聞く。ママ・パパが「なにか、いつもと違う」と感じるアンテナさえあれば、病気に早めに気づくことができます。
発熱や咳、鼻水などの症状が出ていても、しっかりご飯を食べたり笑ったりするなど、お子さまの様子が普段と大きく変わらなければ、それほど心配はいりません。適切なホームケアで不快な症状を少しでも軽くし、体をゆっくり休められる状態をつくってあげましょう。
信頼できるかかりつけ医を見つけ、気軽に相談できる環境づくりもポイント。看病する側のママ・パパが心配しすぎて疲れてしまわないよう、コツを押さえて上手に受診しましょう。
早めに受診することは良いことですが、ママ・パパが落ち着いて医師とお話しできる心の状態が大切。お子さまのことが心配な気持ちに押しつぶされてしまっては、スムーズな診療ができません。「いつから」「どんな」症状が出ているかなど、メモを用意して渡すなど、診察時間を有効活用できるといいですね。
□ 高熱が3日以上治まらず苦しそう
□ 生後3ヵ月未満の38℃以上の熱
□ 意識がもうろうとしている
□ 水分もとれないほどグッタリ
□ 咳がひどくゼーゼーと苦しそうな呼吸をする
□ 嘔吐や下痢が止まらない、血便を出す
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