歯 子どもの病気 教えて!ドクター
腕白な笑顔には、ぴかぴかな白い歯が似合います。美味しく・楽しく・もりもり食べるには、健康な歯と口が必要です。歯磨きなどの生活習慣を身に付けるうえで、この時期はとても大切です。しっかりした生活リズムは、大人になっても健康な歯でいられる秘訣です。
お子さんの口の中をのぞいてみましょう。生まれてすぐから歯が生えていない口でおっぱいを飲み、歯が生えてくると離乳食を食べ始め、こぼしながらも自分の手で食べ物を口にはこび、奥歯が生えてきてだんだん歯ごたえのあるものも食べられるようになり、永久歯に生えかわりはじめる年長さんの頃には、大人と同じようなものを食べられるようになります。口って不思議ですね!
食べることは、口の大きな役割の一つです。「飲み込み方、噛み方、味わい方」といった食べ方が発達するには、むし歯のないぴかぴかの歯、むし歯をきちんと治してあるきれいな歯、そして歯磨きがしっかりできている健康な口が必要です。
「むし歯にならないように!」はみんなの願いです。きっと歯磨きも頑張っていると思います。おやつにも気をつけているでしょう。
もう一つ大切なことがあります。ママやパパの口のケアです。鏡でのぞいてみてください。お口の中はきれいですか? 歯肉は引き締まって健康ですか? むし歯はきちんと治してありますか? お子さんと一緒に定期健診を受けていますか?
家族の口の健康はお子さんの歯の健康とふかく結びついています。
お子さんの口の中にいるむし歯菌の多くは、ママやパパからうつります。でも、ママやパパのお口の中がきれいにしてあれば、うつりにくくなります。うつってもばい菌の数は少なくなり、歯磨きやおやつなど生活習慣に気をつければ、むし歯を予防することができます。
ママが甘いものが好きだとお子さんも大好きになります。パパがスポーツドリンクをいつも飲んでいるとお子さんも飲むことが多くなります。家族の食生活もむし歯予防のポイントです。
歯磨きはどうでしょう。ママやパパが、食べた後や寝る前に楽しそうに歯磨きをしている姿を見せてあげてください。お子さんも歯磨き楽しそうだなと思うはずです。気持ちよさそうな笑顔で「きれい!」と口の中を見せてあげてください。お子さんにもやってみようかなという気持ちがうまれます。
家族みんなで楽しくごしごしする歯磨きタイムは、家族の「気持ちいい」コミュニケーションタイムになるはずです。
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