腰痛・腱鞘炎 ママの病気・健康 教えて!ドクター
妊娠、出産した後、「体型や体調が崩れてしまって」というママも多いと思いますが、日常のあることを見直すとスッキリできるなのです。それが「姿勢」。
そこで今回は、姿勢の大切さ、美しい姿勢=「美姿勢」をつくる方法をドクターに教えてもらいました。
「おなかが出てきた」「肩こりや腰痛がひどい」といった体型の崩れ、体調不良にはさまざまな原因が考えられますが、姿勢が影響している場合も少なくありません。
そもそも姿勢とは、全身の骨格と筋肉によって体の状態を保つこと。立つ、座る、歩く、寝るなどあらゆる動作で、24時間・365日姿勢はつくられています。つまり、体のためには「骨格、筋肉のいずれにも余分な負担がかからない、バランスのとれた状態」=良い姿勢を保つことが理想的なのです。
一方、悪い姿勢とは「体の一部に負担がかかり続ける状態」。例えば、左右いずれかに傾いて立っていると体重のかかった側が疲れてくるように悪い姿勢は痛みや不快感など体に悪影響を及ぼします。
姿勢を保つ上で、大きな役割を果たしているのがおなかの筋肉=腹筋です。腹筋は体の中でもっとも力を入れやすく、力を抜きやすい筋肉。ふぅっと一息ついてリラックスするとおなかの力が最初に抜けますよね。ただ、おなかの力を抜くと、当然背中や腰に負担がかかってしまいます。
産後ママのおなかは妊娠中に筋肉が大きく伸ばされていたため、力の抜けた状態になっています。そのため意識しておなかに力を入れないと悪い姿勢になりやすく、腰痛や肩こり、手足の痛みなどを発症してしまうのです。さらに悪い姿勢は内臓に負担をかけたり、血液の流れを妨げたりする原因にもなり、便秘や冷え性、肌荒れなどを招くこともあります。
良い姿勢はたくさんのメリットをもたらしてくれます。まず体の一部にかかっていた負担を無くし、腰痛や肩こりなどの解消につながります。また良い姿勢をつくるためにおなかに力を入れることで腹筋が鍛えられ、産後ゆるんだおなかが引き締まってくるはず。しかもモデルやバレリーナといった良い姿勢の人が美しく見えるように、外見にもプラスとなるのです。
体の内も外もスッキリ・キレイになれば心も晴れやかになり、育児も家事も元気いっぱい頑張ることができます。今日からあなたも「美姿勢ママ」に変身しましょう。
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