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風邪と人間との戦い

発熱、かぜ 子どもの病気 教えて!ドクター

(2010年 冬号 掲載)

風邪と人間との戦い…小説ならおもしろいのですが、生まれて間もない赤ちゃんが風邪と戦うなんて、もうどうしてあげたらいいのか? 心配でたまらないのは当然です。

そんな時に慌てなくてすむように、ちょんぼし(少し)勉強しましょう!

風邪(インフルエンザを含む)って、何だろう!?

人間に風邪症状(発熱、咳、鼻水など)を起こすウイルスや細菌は200種類以上あり、そのうちのほとんど(95%以上)はウイルスだと言われています。しかし、風邪は万病の元であり、結果的に命に関わるような重症感染症であっても、初期は軽い症状であることがほとんどです。

ご存じのようにインフルエンザに対してはタミフルなどの抗インフルエンザ薬があり、それなりの効果が期待できますが、その他のほとんどのウイルスに対して有効な薬はありません。

細菌感染症には抗菌薬(抗生物質)が有効ですが、正確な診断と正しい使用がなされなければ、全く意味がありません。

すなわち、感染症に対してあらかじめワクチンを接種することの方がより有効であり、定期接種(BCG、DPT、ポリオ、MR、日本脳炎)だけじゃなく、可能な限り早い時期に任意接種(B型肝炎、ヒブ、肺炎球菌、水痘(みずぼうそう)、おたふく風邪、インフルエンザなど)を受けることをお薦めします。

風邪はどうやって治るの?

私たちの日々の生活は警察・自衛隊などによって守られているように、人間の体も免疫機構によりウイルスや細菌など外敵の侵略を防いでいます。風邪という外敵の侵入に際して、わざと体温を上げ(発熱)、咳や鼻水という防衛反応で、戦いを有利に進めようとしているのです。

通常は2〜3日で人間の方が勝利し、風邪は自然に治っていきます。ただし、生まれて間もなくは免疫機構が未熟なので、健康な大人ほど万全ではありません。それを補うものとして、母親から妊娠後期に胎盤を通じ、出産後は母乳(特に初乳)を通じて、免疫の手助けとなる贈り物をもらいます。そういう意味で、満期産、母乳育児はとっても大切なんですね。それでも、生後2〜3ヵ月から、母親からもらった贈り物は少なくなり、生後6ヵ月以降はなくなってしまうかもしれないのです。

具体的にはどうしたらいいのでしょうか?

生後1〜2ヵ月の赤ちゃん
赤ちゃんだって風邪はひきます。度台の微熱や軽い咳や鼻水程度で、母乳やミルクを飲んで元気そうなら、赤ちゃん自身の免疫で対応しているのだから、慌てて救急外来を受診する必要はないと思います。ただ翌日には必ずかかりつけの先生に相談しましょう。

ただし、高熱、元気がない、咳や鼻水が多くて息苦しそうな場合などは敗血症、細菌性髄膜炎などの重症感染症や、肺炎を起こしやすいRSウイルス感染症の可能性もあり、時間外でも救急病院などに受診された方が良いと思います。

また、この時期は赤ちゃん自身の免疫機構は不十分ですので、できるだけ不必要な外出(お盆やお正月の里帰りも含めて)は避けてください。

生後3ヵ月〜1歳までの赤ちゃん
お母さんからもらった免疫は少しずつなくなってきますが、同時に自分自身の免疫機構も成長してきます。だから、この時期からいろいろなワクチン接種が始まるのですね。 多くの感染症には無防備な状態であることは変わりませんので、前述のように不要不急な外出は避けたいものです。実家ではおじいちゃんたちが首を長くして待っているとは思いますが、里帰りの時期を少しずらすなど、人ごみの中に行かない工夫も必要だと思います。

1歳以降
1歳になると、一般的な免疫機構に関しては装備面ではずいぶん充実してきますが、まだまだ訓練不足であり、1歳になったらもう大丈夫!という訳にはいきません。

特に、育児休暇をもらっていたお母さんも職場に復帰し、保育所入所を考える時期になりますね。保育所などの集団生活へ突撃(まさに感染症との戦いの連続です)の前には水痘、おたふく風邪、インフルエンザなど、できる限りのワクチン接種を行い、たくさんの感染症との戦いを少しでも未然に防ぐことが大切です。

岡空輝夫先生

岡空小児科医院(鳥取県境港市)院長。昭和54年鳥取大学医学部卒業。小児科医局へ入局。主として小児腎臓病を研究していたが、平成8年から郷里の境港市(ゲゲゲの女房の人気もあり、水木しげるロードはたくさんの観光客で賑わっている)で岡空小児科医院を開設。得意のゲゲゲの境弁(境港の方言)で、毎日楽しく診療している一方、趣味のマラソンでも息抜きをしている。

岡空輝夫

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