皮ふ・スキンケア 子どもの病気 教えて!ドクター
大人が過ごしやすい季節になっても、赤ちゃんは汗っかき。小さな体に大人と変わらない数の汗腺があり、しかもその3分の1から4分の1をおむつで覆われている赤ちゃんは、全身に汗が回っています。さらに新生児期は性ホルモンの影響で脂漏が増えるなど、赤ちゃんは頭も体も意外と脂っぽくて汚れやすい状態になっているもの。毎日しっかり洗ってあげることが必要です。
赤ちゃんを洗ってあげるとき、頭も体も同じボディ用の石けんを使っているというお母さんがいますね。しかし頭皮と体の皮膚は汚れ方が違います。頭皮の汚れだけでなく、頭髪の汚れもある頭は、頭髪用の洗浄料であるシャンプーを使って洗ってあげることが大切です。
実は、頭にちょっぴりニオイを感じる赤ちゃんは、固形の石けんで頭を洗っているということが多いんです。固形の石けんは、どうしても石けんカスが残りがち。頭髪に覆われている頭皮は、洗った後にしっかりすすぐこともポイントなのです。こうした点からも、やはり頭には液体のシャンプーが適しているといえます。
やわらかな赤ちゃんの肌には、「弱酸性」「低刺激」「無香料」「無着色」と表示された低刺激性のシャンプーを選んで洗ってあげましょう。
赤ちゃんの頭と体を洗うとき、お湯をかけるのが心配……というお父さん・お母さんが意外と多いもの。でも、怖がることはありません。羊水の中で泳いでいた赤ちゃんですから、頭からお湯をかけても大丈夫。赤ちゃんだって顔に水がかかると目をつぶりますし、耳に水が入っても自然と出ていきます。
特にお父さんのほうが怖がって、なでなでするように洗っているというケースが多いようです。あまり気を使いすぎず、大人と同じような感覚で洗ったり流したりしても大丈夫。上手な洗い方のポイントを下のイラストで解説していますので、参考にして下さい。
頭も体も適切な洗浄料を使って、楽しく清潔なバスタイムを赤ちゃんと過ごしましょう。
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