健診・かかり方 子どもの病気 教えて!ドクター
子どもが少し調子悪そうな時、「鼻水少しぐらいなら」、「痛がってないし大丈夫」と安易に考えていませんか?子どもは自分の調子を正確に表現できないので、大人が気付いて対処してあげなければいけません。
①子どもは口呼吸が下手
人が呼吸する時、呼吸全体の8割を鼻からできるのが正常の状態です。鼻呼吸が十分できなければ、それを補うために口呼吸をしなければなりません。そうすると口呼吸が下手な子どもは途端に呼吸状態が悪くなり、また、のどの炎症を起こしやすくなります。
②子どもは中耳炎になりやすい
子どもは耳管(耳と鼻をつなぐ管)が身体の割に太くて短いのが特徴です。この耳管は鼻の一番奥に開いているので、鼻水が奥に溜まると容易に耳に炎症が広がります。しかも、多くの子どもは自分で上手に鼻をかめないので、鼻の炎症が悪化しやすい傾向があります。
痛みを伴う急性中耳炎であれば気付くのですが、中には痛みを起こさないけれど程度によっては難聴になる中耳炎(滲出性中耳炎)もあり、この場合は気付かれずに放置されることが多く、注意が必要です。
①どんな症状が、
②いつ頃からあるのかを伝えましょう。
③気になる症状がいくつかある場合は、それらの症状がどんな経過で出てきたのか、どの症状が一番心配なのかも伝えること。
④他の病院にかかっている場合は、そこでの薬の内容がわかるものを持参してください。
どんな子どもでも必ず調子を崩す時があります。その時になるべく早く手を打って、状態を悪化させたり、長引かせたりしないように対処することが必要で、そのお手伝いをするのが医師なのです。そのためには、まずはお母さんが子どもの状態の変化にいち早く気付いてあげることが重要です。中耳炎や副鼻腔炎になってしまった場合でも、しっかり治療すれば改善することが多いので、医師の指示に従って通院してください。
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