健診・かかり方 子どもの病気 教えて!ドクター
できれば、なんでも相談できる「かかりつけ医」を見つけるとよいですね。何度も受診している子どもに対しては「以前、出したこの薬は合わなかったから、違う薬を出そう」とか「この子はこうすると口を開けてくれる」というような、特別な情報まで把握できますから、医者としても良い診断や治療ができます。お母さまにとっても、病気以外のことまで相談できて安心できます。
医者を選ぶポイントは次の4つ。
①相談しやすく信頼できる
②患者さんの話を良く聞いてくれる
③病気のことや治療方針などをきちんとわかりやすく説明してくれる
④入院や他科の受診が必要になったときに連携できる紹介先を持っている
少なくとも小学校卒業までは、小児科で診てもらうのが良いと思います。成長過程の子どもと、成人とでは使う薬が違います。昔から家族みんなを診てもらっているような信頼できる医者がいるなら、とりあえず相談してみればよいですよ。
診察を受ける子どもは、脱ぎ着しやすい服を着せましょう。そして、できるだけ子どもの症状を把握していて、それを説明できる大人(多くはお母さま)が連れて行きましょう。どうしても無理なら、それまでの経過と気になることなどを簡単に書いたものを持参するとよいです。
受診時間は限られているので、手順よく必要なことを医者に伝えなければなりません。①いつから②どういう症状がはじまったか③もし今何か薬を飲んでいるなら、何を飲んでいるか、の3つは必須です。もし他のお医者さんにかかっていたら、それも隠さず伝えましょう。大切なのは正確にその子の情報を伝えることですから。熱が続いているときは、グラフにしておくとわかりやすいですね。
あれもこれも聞こうとするお母さまがいますが、訴えが多いと大事なことの説明に時間がかけられなくなります。病気の時は、たとえば身長の伸びや、以前からあるホクロのことなど気になっていても、それは後日に相談したほうがいいでしょうね。
高熱が出ていたり、元気がなかったお子さまについては、医者も心配しています。軽快してきたのなら、受診しないまでも電話で報告しましょう。また、受診してすぐ良くならない場合でも、次々と医者を替えるのはよくありません。治療方針に納得できなければ、きちんと説明してもらうことが大事だと思います。患者さんに信頼されると、医者はそれに応えようと思うものです。
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