①お茶碗の上に茶漉しをのせて、抹茶をティースプーン軽く1杯(約1.5~2g)入れ、こします。
小さいお子さんもお手伝いできますね!
「こす」作業も楽しいですよ。
②80~85℃程度に冷ましたお湯を50~60mlお茶碗に入れます(冷まし方は後述)。
③茶筅で数字の「1」の字を底に書くように、シャカシャカします。
最初は泡がたたないかもしれませんが、泡をあまりたてない流派もありますから、気にせずに楽しくシャカシャカしましょう!
④最後に茶筅で表面にひらがなの「の」の字を描いて、茶筅を出します。
泡がよくたっていれば、真ん中に泡が集まってふんわりとします。
お子様だけではなかなか泡をたてるのが難しいので、大人の方がサポートしてあげて下さい。
・お茶碗は割れにくい素材のものを使うと安心です。もし大切なお茶碗を使う場合は、茶こしは手に持ってお茶碗を傷つけないようにしましょう。
・一度沸騰させたお湯を使いますが、熱湯でお茶をたてると苦みが強くなってしまうので、少し冷ましたお湯を使いましょう。
・お湯は器を換えるごとに、5~10℃温度が下がります(季節により違います)。
・抹茶はカフェインが多く含まれているので、幼児期までは一口味見をする程度にして下さい。小学生以上は味が気に入れば飲んでも大丈夫です。
・「日本茶の保存方法」の回でもお伝えしましたが、抹茶は酸化しやすいため、開封後はできるだけ早く使い切ることをお勧めします。
夏場は2週間以内、冬場は1ヵ月以内がおいしく飲める目安です。
お子様連れOKの抹茶講座や親子日本茶教室では、大人より子どもの方が感覚に敏感で、抹茶をたてながら「抹茶のいい香りがする!」「きれいな色!」「先生みたいな音が出るかな」と五感で感じとっている姿が見られます。
ママとシャカシャカ楽しく体験して茶筅をなかなか離そうとしない1~2歳児さん。
何度もシャカシャカ体験をしている3~4歳児のお子さんは、お家の棚に置いてある茶筅を見ると「抹茶をたてたい!」と言うそうです。
我が家の5歳の娘も、抹茶の茶器をテーブルに出していると「私がママに抹茶をたててあげる!」と抹茶をたて始め、その香りに自分でうっとりしています。
抹茶をたてている本人にしか体験できない香りもあるのです。
ぜひ、お家でも気軽に親子で抹茶を楽しんでみてくださいね。
次回は、知っておくと安心な「抹茶のマナー」と「抹茶に合う和菓子」についてご紹介します。
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横浜・川崎の日本茶講座『和茶』では
「お家のお茶をもっとおいしく!」をモットーに
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気軽なスタイルで日本茶の文化を暮らしに取り入れるご提案をしています。
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酒井 知子 【日本茶インストラクター】
記事テーマ
親子で日本茶ライフを楽しんでみませんか?お茶を飲むだけでなく、見て触って香りを嗅いで、子ども達は五感で楽しむことがでます。2歳から茶筅を握り3歳からはmy急須でお茶をいれる娘との日本茶ライフの中から、親子で楽しめるアイディアをご紹介します。茶葉の選び方やお茶のいれ方など日本茶インストラクターならではのコツやポイントも交えてお伝えします。